「不要になった着物を今すぐ売って現金化したい」という方には持込買取がおすすめです。
そこで今回は、着物の持ち込み買取のメリットとデメリット、持ち込み買取の流れや注意点、お店選びのコツなどを解説していきます。
着物の持ち込み買取とは?
着物の持ち込み買取とは、店舗に売りたい着物を直接持ち込んで、その場で査定・買取してもらう方法です。
持ち込み買取のメリット
持ち込み買取のメリットは次の通りです。
- その日に現金化できる
- 査定結果の理由を詳しく聞ける
- 価格の交渉ができる
- 売りたくない場合は持ち帰ることができる
持ち込み買取の一番のメリットは、その日に現金化できることでしょう。もし査定結果に納得できない場合は、なぜその金額になったのかスタッフに理由を聞くことや価格交渉を行うことができます。それでも納得できない場合は、売らずに持ち帰ることもできるので、査定価格に納得できた着物だけを売ることができます。
持ち込み買取のデメリット
持ち込み買取のデメリットは次の通りです。
- 店舗まで持ち運ばなければいけない
- 混雑時は待ち時間が発生する
- 買取できない着物は持ち帰らなければならない
持ち込み買取は店舗まで着物を持っていく必要があるため、車を持っていない方や体力の少ない方には不向きな買取方法になります。もし持ち込み買取が難しい場合は、自宅に居ながら利用できる出張買取や宅配買取を検討してみましょう。
持ち込み買取が向いている方
持ち込み買取は、以下のような方にオススメしたい買取方法です。
- すぐに現金化したい方
- 車を所持しており、近所に着物の買取店がある方
- 遺品整理などで大量の着物をまとめて処分したい方
- 査定価格に納得感を得たい方
持ち込み買取の流れ
次は持ち込み買取の流れをご紹介します。持ち込み買取の流れは次の通りです。
- 着物を売るお店を選ぶ
- お店に売りたい着物を持っていき受付をする
- 査定
- 着物を売却し現金を受け取る
着物を売るお店を選ぶ
まずは着物を売るお店を選びましょう。着物の買取業者はたくさんあるので、事前に比較検討することが大切です。買取業者によって買取価格や買取できる商品が違うため注意してください。
お店に売りたい着物を持っていき受付する
着物を売るお店を選んだら、査定してもらうためにそのお店まで着物を持っていき受付をします。受付の際は身分証明書(運転免許証や健康保険証など)が必要になるので用意しておきましょう。
査定
受付を済ませたら着物を渡してスタッフに査定してもらいます。着物の量が多かったり、他の査定で忙しい場合は待ち時間が長くなる点に注意してください。
着物を売却し現金を受け取る
査定結果に納得できればその場で着物を売却して現金を受け取ることができます。もし査定結果二納得できない場合は、価格交渉を行うか売らずに持ち帰ることになります。
高く売れる着物の特徴
次は高く売れる着物の特徴をご紹介します。着物は、その特徴によって買取価格が大きく異なります。高く売れる着物の特徴は次の通りです。
- 西陣織(京都府)、加賀友禅(石川県)、結城紬(茨城県)など、伝統的な技術と技法で作られている産地の着物
- 100%絹糸を使って織られている正絹(しょうけん)の着物
- 久保田一竹、浦野理一、羽田登喜男など、着物愛好家から人気のある作家の着物
- 証紙、落款(落成款織)、たとう紙などの付属品が揃っている着物
逆に上記に当てはまらない着物は、販売価格が数十万円~数百万円だったとしても、買取価格はかなり低い金額になる可能性があるので過度な期待は込めないようにしましょう。
着物の持ち込み買取に対応しているお店
着物の持込買取に対応しているお店は、大きく分けてリサイクルショップと着物専門の買取業者の2つがあります。
リサイクルショップの特徴
リサイクルショップは着物に限らす幅広い商品を買取しているため、着物の知識を持たない店員がマニュアルに沿って査定することが多いです。よって適正な査定金額をつけてもらえないことも多く、買取金額は低い傾向にあります。
着物専門の買取業者の特徴
着物専門の買取業者は、リサイクルショップよりも、着物の知識を持っているスタッフが在籍しているので、適正な査定金額をつけてもらえる傾向にあります。ただしリサイクルショップと比べて店舗数は少ないため、もしかすると近所に着物の持ち込み買取をしているお店が見つからない場合があります。
まとめ
今回は、着物の持ち込み買取について詳しく説明しました。持ち込み買取は即日現金化したい方や査定金額に納得したい人にオススメの買取方法です。また、着物の持ち込み買取に対応しているお店はリサイクルショップと着物専門の買取業者の2つがありますので、自分の目的にあったお店を選ぶようにしましょう。